Riddle (なぞなぞ)

「ある日、父親と彼の息子が、ドライブ中に事故を起こし、
二人は救急車で別々の病院に運ばれた。
息子が運ばれたほうの病院の医師が彼を診察し、曰く、
『私は彼の手術を受け持つことは出来ない。なぜなら彼は私の息子だから』
と、言った。
さて、このような状況はどうして起こるのか?」

なんとなく面白さがあって、この話しを英語で覚えて、仲間の外人たちに話してみましたが、
スグ分かった人が少なかった記憶があります。
今の時代、こんな「なぞなぞ」は最早時代遅れとなりましたので、答えは簡単に出ますが、
当時は「まだまだ」の時代。

分からない人は、ちょっと暇なときにでも考えてみてください。

これは、ずいぶん昔に見た「Tin Cup」という映画に出てくる一場面で、

主人公が仲間たちに話したものです。
ケビンコスナーが主演した「しがないゴルファー」がUSオープンに参加し、
優勝者よりも記憶に残るプレーをするお話しです。
個人的にはこの俳優はあまり好きではないのですが。(ファンの人、スミマセン!) 

映画がらみで、もうひとつ:

アル・パチーノと、ロバート・デ・ニーロ 「Alfredo James Pacino」「Robert Mario De Niro, Jr.」  
同世代の二人ですが、よく比較されています。

同じ「イタリア系アメリカ人」というだけではなさそうで、
良くも悪くも或る意味「アクの強い」俳優ですが、二人とも「気になる人」です。

パチーノが主演し、遂にオスカーを手にした作品に
「セント・オブ・ウーマン、夢の香り」というのがあります。
英語のタイトルは「scent of a woman」。
今から25年ほど前のもの。

いかにも「ドギツイ」タイトルですが、中身はそれを「裏切る」ものでした。

僅か2日間の二人の「旅」を中心にしたもので、様々な印象的なシーンがありましたが、
これから見ようとする人の為に、あまり細かな説明はしたくありません。
二人の旅の中の会話で、主人公がポツリと言った表現に 
「very, very distance 2nd is Ferrari」 というのがあります。

『人生で最も素晴らしいものは「・・・」だが、そこからずいぶん離れてはいるが、
2番目に素晴らしいのは「フェラーリ」だ!』
という会話で使われている表現。
話しの中でもこの車がピリッとした味わいを醸し出しているので、
とても良い伏線になっています。

こういう表現で言われてみると、1番目と2番目の距離感がとても良くわかり、
聞いていて心地よい後味が残りました。

見終わった後、ふと、自分に置き換えて、この「1と2」について考えてしまったのを憶えています。


ちなみに「なぞなぞ」の答えはごく当たり前ですが、医師は「母親」です。
医者が男性と言う固定概念を利用したものですが、今では女性の活躍が当たり前の時代。
アメリカの大統領ですら女性の可能性があり、都知事は女性が選ばれたのを見ても、歴然です。